2024-2025年 インフルエンザ流行期への注意喚起

新年を迎え、インフルエンザの流行期が到来しました。今シーズンは例年よりも早く1月末ごろにピークを迎えるとされています。
インフルエンザは感染力が強く、集団感染を引き起こす可能性もあるため、一人ひとりが感染予防を徹底することが重要です。

インフルエンザは、高熱、激しい咳、鼻水、頭痛、筋肉痛、倦怠感などを引き起こすウイルス感染症です。
特に高齢者や乳幼児、妊娠中の方、基礎疾患のある方は重症化リスクが高いため、細心の注意が必要です。
肺炎や脳炎などの合併症を引き起こす可能性もあるため、軽視できません。

感染予防策として、以下の点を徹底しましょう。

  1. 手洗い・うがいを習慣化: 石鹸と流水で 30 秒以上丁寧に洗いましょう。帰宅後や食事の前後、トイレの後などは必ず行いましょう。うがい薬を使用するのも効果的です。
  2. マスクの着用:特に人混みではマスクを着用しましょう。ウイルスを含む飛沫の吸入を防ぐ効果があります。効果的なマスクの選び方や着用方法についても確認しておきましょう。
  3. 十分な睡眠と栄養バランスの良い食事:免疫力を高めるために、質の高い睡眠とバランスの取れた食事を心がけましょう。
  4. こまめな換気:室内はこまめに換気し、空気の循環を良くしましょう。乾燥もウイルスにとって好条件となるため、加湿器を使用するのも有効です。
  5. 人混みを避ける:流行期は、不必要な外出を控え、人混みを避けるようにしましょう。どうしても外出する必要がある場合は、短時間で済ませるように心がけましょう。
  6. 早期受診:発熱や咳などの症状が出たら、早めに医療機関を受診しましょう。早期治療は重症化予防に繋がります。周囲への感染拡大を防ぐためにも、自己判断せず、医療機関の指示に従いましょう。
  7. 予防接種:インフルエンザワクチンは、発症を完全に防ぐものではありませんが、発症した場合の重症化を防ぐ効果が期待できます。かかりつけ医と相談の上、接種を検討しましょう。

これらの対策を徹底することで、インフルエンザの感染リスクを大幅に減らすことができます。体調に異変を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。
特に今年は新型コロナウイルスやマイコプラズマ肺炎との同時流行も懸念されています。自身の健康と周囲への感染拡大防止のため、十分な注意を払いましょう。特に高齢者や基礎疾患のある方は重症化リスクが高いので、より慎重な対応が必要です。

インフルエンザに罹患したと考えられる場合は、早急に医療機関を受診することが大切で、市販でインフルエンザに有効な薬剤はありません。
しかし、頭痛や高熱はつらいものです。
そんな時に市販の解熱鎮痛剤を一時的に使用することは有用ですが、薬の種類によっては注意が必要です。
アスピリン、ロキソプロフェン、イブプロフェン、エテンザミド、サリチルアミドなどのNSAIDsと呼ばれる成分が含有されている薬剤は、インフルエンザの頭痛・発熱には使用できません。
これらの薬剤(NSAIDs)はインフルエンザ脳症と呼ばれる、大変重篤な疾患を引き起こす可能性があります。

インフルエンザによる頭痛・高熱にはアセトアミノフェンを含有した薬剤を使用することが推奨されています。

本郷おくすりボックスで取り扱っている、アセトアミノフェン製剤は ナロンm小児用バファリンCIIです。